不動産を売却する時失敗しがちなパターン3つ

2018.11.26

一般的に不動産の売却は購入よりも難しいと言われていますが、大切な財産を売るのですから絶対に失敗は避けたいものですよね。インターネットで調べると売却事例やお客様の声が載っているのはよく見かけますが、実は意外と失敗例はなかったりします。

そこで今回は成功事例からは見えない、売却で失敗してしまいがちな3つのパターンをご紹介します。

1、相場からかけ離れた売り出し価格を決める

実際に売り出す価格を決めるのはもちろん売主様自身ですが、相場を無視して自分の都合や希望だけを押し通して売値を決めた場合、残念ながらその後、思うように運ばないことがほとんどです。

不動産の売値には相場が大きく関係していて、買う側は相場に見合った価格でしか取引しません。自分が3000万円で売りたい、3000万円の価値があると思っても、相場が2500万円なら3000万円で売るのは難しいということです。

売り出し価格を決める時には、近隣の販売事例や査定価格などを参考にしながら、実際に売れると思われる価格にするのがポイントになります。エリアの市場動向を知っている不動産会社の担当に相談してアドバイスをもらうのがお勧めです。

少し時間がかかってもいいから高めの価格からチャレンジしたい、多少の価格を下げても出来るだけ早く売りたいといった事情がある場合も、実際に売れると思われる価格を元に売り出し価格を考えるようにしましょう。

2、欲を出しすぎてタイミングを逃してしまう

決めていた売り出し価格で購入希望者や申込があった途端、「もっと高くても売れるのでは?」と欲を出し、価格を上げてしまうのも失敗しがちなケースです。結局、値上げした価格で決まらず長期化し、結果的に大幅な値下げをしなければ売れなくなることも決して少なくないからです。

当初の売り出し価格で買い手が見つかりそうな時に売却するのが成功の秘訣!タイミングを間違えないようにしてくださいね。

3、仲介手数料をとにかく値切る

仲介手数料の「売買成約価格の3%+6万円」は法律で決められた“上限”であることから、中には大幅な手数料の値引きを執拗に求めてくる方がいます。

しかし不動産会社の報酬は、取引が成立した場合にいただく仲介手数料のみです。そのため手数料の値引きをした場合、販売活動にかける人件費や広告費が削られたり、力を入れてもらえない、後回しにされてしまうといったこともあるかもしれません。

たとえば強く交渉して、仲介手数料が20万円の値引きになったとします。20万円はとても大金です。でも不動産を売却するという視点で考えてみると、後回しにされることでチャンスを逃し、力を入れてもらえず長期化して価格を50万円、100万円単位で大幅値下げすることになれば、結局、20万円では済まない計算になってしまいます。

強引に値引きを求めるより、信頼できる不動産会社にしっかり販売活動をしてもらう方が、結果、売主様の手元に多くのお金が残ることになると思います。交渉すること自体は問題ありませんが、粘りすぎにはご注意くださいね。

余談ながら不動産会社の中には自ら「仲介手数料半額!」など値引きを宣伝文句にしているところもありますが、「仲介手数料が安い」という理由だけで安易に選ばないことをおすすめします。しっかりした営業をしている実績ある不動産会社は紹介客も多く、仲介手数料の値引きをしなくても閑古鳥がないて困ることがないのです。

「満足していただける自信があるから値引きしない」当社もこうしたプライドを持って、売主様に満足していただけるよう誠意をもって向き合うことを常に心がけています。

今回は不動産を売却する際、特に失敗につながりやすく、無意識にやってしまいがちなケースをお伝えしました。ぜひ参考にしてください。

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