【売却事例】販売活動中に相続発生 相続手続き完了後の不動産売却

2021.03.11

高齢のご両親が住むマンションの売却をご相談いただいたY様。住宅ローン返済中で経済的に不安定なことから売却を検討したいというお母様に代わり、当社HPから査定依頼をいただきました。

 

査定依頼いただいたのは築25年、駅に近い3LDKのマンションです。

 

すぐに査定書を作成してお送りすると、すぐに相談したいとご連絡があり、訪問査定に伺ってY様とお母様と面談。実はマンションの所有者であるお父様は入院中で具合も思わしくないため、存命中に売却したいというご希望があり、後日、司法書士立ち合いの元、入院中のお父様の売却意思もいただいた上で売却依頼をお受けし、販売活動を開始することになりました。

 

販売活動は順調に進んで1ヶ月後には購入申込が入り、値引きの交渉はありましたが、残債を返してもまとまったお金が残ることや、存命中に売却したいとの判断で、Y様とお母様は売却を決定。契約日設定の調整の打ち合わせを始めました。ところがその翌日、お父様が急逝。相続発生となるため、契約はいったんストップになりました。

 

本来、団体信用生命保険に加入していれば、ローン契約者が亡くなった場合、以降の住宅ローン返済はなくなるため、お母様は管理費などの負担のみで住み続けられるのですが、銀行に確認すると保険料未払いで脱退扱いになっていることが分かり、売却は続行することに。買主様の理解も得られたことから、契約延期で相続手続きを進めることになりました。

 

専属の司法書士に連絡して他に法廷相続人がいないか調査を行ってもらい、S様とお母様の2名のみと確認できたところで遺産分割協議に入り、相続手続きの完了後・・・契約延期から1ヶ月後に売買契約を締結。お母様が賃貸住宅に引っ越し、当社でもお手伝いしながら役所や銀行の手続きを進め、後日、無事に引き渡しとなりました。

 

S様とお母様には「3ヶ月にわたり、本当に色々とありがとうございました。父が亡くなり、何もわからない中、不動産会社の範囲を超えたところまで主導して、細やかに対応いただいたこと大変感謝しております。若い営業マンや経験の少ない会社では出来なかったと思います。貴社に依頼して本当によかったです」とおっしゃっていただきました。



【担当者コメント】

売主様にはご不幸のあった中、色々な手続きも多く慌ただしい3ヶ月だったと思いますが、無事に売却できて何よりでした。今までの取引経験がお役に立ててよかったです。売主様のご希望に添えるようお手伝いできることに全力で取り組むことや、スピーディに動くことが大切だと改めて感じた案件でした。今後もプロとして売主様に信頼される対応を心がけたいと思います。

 

 

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